六代目山口組を苦しめる呪縛「特定抗争指定」が続く中、あの大物組長は冤罪濃厚か

暴力団社会を縛る「特定抗争指定」が、皮肉にも弱体化した対立組織を守る「防壁」と化しているようにも見える。一刻も早い解除を狙う六代目山口組に対し、沈黙を守る神戸山口組ら3組織。事実上、抗争は終了していると思われる中、業界の注目は六代目側に電撃復帰した名門・五代目山健組の中田浩司組長の控訴審だ。一審無罪という判決を経て、司法の下す結論とは――。
UL編集部 2026.03.05
読者限定
五代目山健組・中田浩司組長

五代目山健組・中田浩司組長

 六代目山口組にとっては「特定抗争指定暴力団」という包囲網を一刻も早く解除させたい足枷(あしかせ)に違いない。だが、当局が対立組織と認定している神戸山口組、池田組、絆會からすれば、そうではないのかもしれない。むしろ自分たちが特定抗争指定暴力団に認定されているおかげで、当局に“守られている”側面が生まれている可能性すらある。

 本来、抗争状態にあると当局が認定した当該組織に対し、その活動に制限をかけ、これ以上、抗争を激化させない役割が「特定抗争指定暴力団」制度のはずだ。だが実際はどうだろうか。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1761文字あります。
  • 名門・山健組の悲劇と冤罪の現実味

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
沖縄の指定暴力団・旭琉會トップの突然の死去、浮かび上がる次期会長候補と...
サポートメンバー限定
【徹底解説】工藤會に何が起きたのか? 絶対的存在・野村元総裁を引退させ...
サポートメンバー限定
衰退から復活へ—東声会「代替わり」を可能にした六代目山口組の思惑
読者限定
16年のヤクザ人生に終止符―組長室で交わした「極道引退」の顛末【沖田臥...
読者限定
第9次十字軍の幕開けか? 米国防長官ヘグセスと福音派が主導する「聖戦」...
サポートメンバー限定
工藤會・野村元総裁引退の裏側―絶対的権力者への「引導」は誰が渡したのか...
読者限定
なぜ“ここで終わる”のか―『インフォーマⅢ』に込めた決断【動画・沖田臥...
読者限定
イラン斬首作戦の裏側―パランティアが示した「AI持てる者」の支配構造