「やがて哀しきヤクザたち」の物語―【秘録】神戸山口組の分岐点となったある事件

ヤクザは「太く短く」が身上と言われるが、その終着点は必ずしも華々しいものとは限らない。先日他界した土倉太郎元組長がかつて引き起こした「あるトラブル」は、単なる小競り合いに留まらず、神戸山口組の衰退を決定づける有力組織の離脱劇へと発展した。激動の時代に翻弄され、かつての「うるさ型」が生活保護に縋る現実。一握りの勝者以外が直面する、極道の哀しき末路とは……。
UL編集部 2026.02.28
サポートメンバー限定
イメージ

イメージ

 ヤクザとは太く短く生きる稼業だと言われている。それは刹那的な生き方と言えるだろう。だからこそ社会で輝く一瞬の姿に人は魅了されるのかもしれない。なぜならば、ヤクザにしかできない生き方だからだ。

 かつて絆會で名誉職を務めていた土倉組・土倉太郎元組長が2月上旬に他界した。

 たらればを論じるのはいつの世も詮無いことかもしれない。だが、あえて論じるとすれば、土倉元組長が関与したあるトラブルがなければ、当時、神戸山口組傘下だった有力武闘派組織の離脱はなかったかもしれない。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、3490文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
【検証】事件性なしと判断された「木原事件」を報じ続けることに公益性はあ...
サポートメンバー限定
ヤクザ、セクシー女優、そして消えた「本命女優」捜査網―芸能界をも侵食す...
サポートメンバー限定
なぜ山口組「プラチナ組長」は元組員YouTuberへの恐喝容疑で逮捕さ...
読者限定
《山口組分裂11年目の激震》警察当局が「特定抗争指定」解除へ調整――「...
サポートメンバー限定
あれから11年…なぜ井上邦雄組長は山口組分裂のキーマンとなり、そして孤...
サポートメンバー限定
工藤會、そして山口組……巨大ヤクザ組織を去った“敗軍の将”たちの哀しき...
読者限定
【歴史をひもとく】武士の生き方を貫いた伝説の親分―五代目山口組・渡辺組...
サポートメンバー限定
《神戸山口組・若頭補佐が出所》将来を嘱望された二代目英組長の背後で起こ...