阿部慎之助監督騒動で思い出された、あの「悪名」

長女への暴行事件で逮捕され、釈放後に巨人軍の監督を辞任することになった阿部慎之助氏。誰も望んでいなかった結末に現在も同情の声が寄せられる中、5月28日発売の「週刊文春」がさらにこの問題を取り上げ、騒動をヒートアップさせてみせた。
週刊誌の記者は当然ながら、記事にするのが仕事である。それを読む読者がいるから記事になるのだ。それを「まあひどい!」と批判するだけでは何も変わらないだろう。逆に言えば、もしも阿部氏が監督を辞任していなければ、身勝手なネット民は間違いなく、阿部氏が辞任するまで、阿部氏と巨人軍に対し罵詈雑言を浴びせ続けたことだろう。そうなれば更なる悲劇を生んだ可能性も否定できない。
文明は進化し過ぎてしまったのかもしれない。確かにそのおかげで、随分と便利になっている。
しかし、暴行を受けた長女の相談相手がChatGPTではなく、身近な大人だったら、同じ結果にはなっていなかったはずだ。誰しもが親に怒られれば、その腹いせに親を困らせてやろうと考えた時代を経験し、大人になってきたはずだ。それは責められることではない。
社会は確かに便利になった。しかしインターネットの影響で人間関係まで構築できるかと言えば、それは無理だ。親の務めとは何か。悪いことをすれば叱ってやるのも親の責任だ。ただ、守ってやるのも親の務めであるはずだ。
どれだけ今後、文明が発達しても、ChatGPTがその気持ちを理解することはできないだろう。
そんな騒動の渦中に身をおいた阿部氏を報じた記事の中に、芸能関係者の間でよみがえる悪名があった。芸能界の「歩く録音男」。忘れ去られていた記憶が、文春が報じた阿部氏の記事によってよみがえろうとしている。
そして、文春の記事では伏字にされているが、少しインターネットで検索すれば、過去の阿部氏の不倫相手が誰であったかなど知ることができるだろう。