巨大組織・住吉会トップが“窃盗”容疑で逮捕の裏側−その背景で展開された「紙爆弾」を公開
それは真実も含まれていたのかもしれない。なぜならば、その怪文書には「窃盗」という文字が踊っていたからだ。
12月6日、関東の巨大組織・住吉会のトップ、小川修司会長が「窃盗」容疑で逮捕された。以下は朝日新聞の報道だ。
千葉県警は6日、全国で2番目の勢力をもつ指定暴力団住吉会の会長の小川修容疑者(72)と同会幹部ら計7人を、邸宅侵入や窃盗、証人威迫などの疑いで逮捕し、発表した。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。捜査4課によると、小川容疑者らは共謀し、同会の関功・前会長が死去した2022年5月31日の夜から翌朝にかけて、前会長の邸宅に侵入し、現金5千万円を盗むなどした疑いがある。
ヤクザとして生きる以上、逮捕されることも刑務所に行くことも覚悟の上と言われる世界での出来事だ。だが巨大組織のトップが「窃盗」の容疑で逮捕されるのは、稀と言えるだろう。もちろん、現時点ではあくまで容疑であって、それが事実であるかどうかは今後の捜査の進展を待たなければ判別はできない。特に当局のヤクザに対する厳罰化は年々、厳しさを増すばかりだ。そのため、ヤクザの組員である限り、どのような容疑で逮捕されてもおかしくないとさえ言えるだろう。
しかしながら、今回の小川会長の容疑が数年前に書き記された怪文書の中身と同じ、住吉会の先代会長が残した遺産を巡るものだとしたら、ことは深刻さを増すことになるはずだ。そして、こうした場合、次に注目されるのが、起訴されるかどうかとなってくる。仮に小川会長が窃盗罪で起訴されれば、住吉会が大きく揺れるのではないかと関係者は口を揃えている。もしそうなった場合、今の住吉会の采配を握れるのは、ある最高幹部だというのだ。
ここからは、今回の事件を読み解く上で深く関係する怪文書を公開すると同時に、業界関係者の間に出回った反論文も提示しつつ、先代体制と現・体制が発足された時との違いなどを踏まえて、その裏側を読み解いていきたい。