氷川きよし誕生秘話とドンが流した涙…私が見た長良じゅん社長の素顔(2)

演歌界を支えた“演歌のドン”長良じゅんの歩みは、興行師の家に育ち、大衆芸能の世界へ飛び込んだ青年期から始まる。美空ひばりとの親交、山川豊や田川寿美、そして氷川きよしの育成。華やかな舞台裏には、賞レースの駆け引きや芸能界の力学、黒い交際の影もあった。長良没後13年、彼が築いた世界は今どう揺らいでいるのか―さらにその実像に迫る。
UL編集部 2025.12.02
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 “演歌のドン“と呼ばれた長良じゅんさんは、長野県で、興行師だった養父に育てられ、幼い頃から興行を手伝っていたという。そこで大衆芸能の世界に興味を抱き、1958年、当時、雪村いづみ、浜村美智子、弘田三枝子、山田真二、ウィリー沖山、水原弘などが所属していた老舗プロ「木倉音楽事務所」に入社。マネジメントを担当した。

 美空ひばりさんの実弟の香山武彦さんと親しかったことから、ひばりさんとは昵懇の仲だった。そのため、「お嬢(ひばりさん)とゴルフに行ったんだ、お嬢が打ったボールがバンカーに入った。お嬢はバンカーにティーを立てて打った。もちろんルール違反だが、それでも誰も注意しなかった」などと、ひばり伝説を語ってくれたこともあった。  その後、1963年に独立すると「長良事務所」を設立。1987年に廣済堂グループの傘下に入ると「廣済堂プロダクション」に改名した。 「歌手では君夕子や黒木憲、アイドル歌手の城みちるや小川順子らがいましたが、長良さんが賞レースのためといって、毎晩のように銀座や六本木で飲み歩くので飲食代が嵩み、経営は苦しかった」(当時を知る芸能関係者)。

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  • 氷川きよし誕生と「黒い交際」

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