絆會も特定抗争指定解除へ…神戸山口組だけが“解除されない”の理由と織田絆誠会長「幻の六代目復帰計画」の裏側

絆會の織田絆誠会長
六代目山口組と対立関係にあるとして、特定抗争指定暴力団に指定されていた絆會が池田組に続き、指定を解除されることになった。 これで残るは10月6日に期限日を迎える神戸山口組(および六代目山口組)だけということになる。
昨年4月、六代目山口組が抗争終結宣言を兵庫県警に提出してから、一度も対立組織と認定された神戸山口組、池田組、絆會との間で目立った抗争事件は起きていない。だからこそ、池田組、絆會と順番に特定抗争指定を解除されていくわけで、当然、神戸山口組もこの流れから考えると、期限日となる10月6日に指定を解除されてもおかしくない局面を迎えていた。
ただ、公安委員会は神戸山口組(および六代目山口組)に対する特定抗争指定をさらに3ヶ月延長することを決定した。池田組や絆會のように、すんなりと指定解除とはならなかった格好だ。その理由は一連の抗争事件の発端が、神戸山口組が発足したことによって起こっているからだ。
もしも神戸山口組が誕生していなければ、六代目山口組との間で抗争事件は起きていない。それだけではない。神戸山口組が内部分裂を起こさなければ、絆會も誕生していないだろうし、池田組が独立組織になっていたこともなかっただろう。
山口組に限らず、ヤクザ組織から離脱し、それによって組織から絶縁や破門といった処分を下された元幹部らが、新たなヤクザ組織を立ち上げれば、必然的にトラブルが発生するのは当然と言えるだろう。なぜならば、それがまかり通れば、ヤクザ社会の秩序が根底から覆されることになるからだ。
そのため処分を下した側の組織は、処分者によって結成された組織を認めることも存続を許すこともない。
だからこそ、六代目山口組は離脱した組織に対して、最終的には一方的な暴力になるまで執拗に武力を行使し続けることになった。
神戸山口組の発足は組織間の対立を生んだだけではなかった。今まで同じ身内として苦楽を共にしてきた組員たちの人間関係まで、敵味方に分かれて崩壊させることになってしまったのだ。
池田組と絆會の独立運営は、神戸山口組の派生であり、神戸山口組からの離脱である。その点を考えれば、神戸山口組とは立場が異なることになるのではないだろうか。
しかし絆會はなぜ、第三の山口組として創立されたのか。もしも当初から絆會として結成されていれば、六代目山口組への復帰も考えられたのかもしれない。