11月16日、某地域で交わされた大物幹部同士の兄弟盃─六代目山口組と九州四社会との関係性とは…

六代目山口組が抗争終結宣言を提出して以降、不穏な事件は一件も発生していない。静けさの裏で進む盃事や人事刷新は、業界内に微妙な緊張と再編の気配を漂わせている。そんな中、ある地域で執り行われた2つの有力組織による兄弟盃、そして、東声会をめぐる動きには、いずれも六代目山口組の存在が見え隠れする―盃事の陰で進む、業界の変化を読む。
UL編集部 2025.12.02
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六本木にある東声会の事務所

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 六代目山口組が抗争終結宣言を提出してから、一度たりとも不穏な空気は流れていない。分裂抗争と騒がれ、当局からは特定抗争指定暴力団に指定されているが、実際には抗争という言葉からイメージされるような激しい衝突が繰り返されたというよりは、六代目山口組が敵対勢力に対して、一方的に武力を行使していたと言えるだろう。

 六代目山口組と対立状態にあるとして、特定抗争指定暴力団に指定されている神戸山口組、絆會、池田組は、抗争終結宣言を出していない。それなのに六代目山口組が一方的に抗争終結宣言を当局に提出して以降、抗争に関連付けられる事件は一件も起きていないからだ。

 つまり六代目山口組の抗争終結宣言とは平たく言えば、これ以上、神戸山口組、絆會、池田組に一方的な攻撃を加えないという意味合いになるわけだ。

 そして六代目山口組は若頭に竹内照明若頭が就任すると、執行部を刷新させ、他団体の外交にも動きを見せた。その一つが、六代目山口組四代目弘道会の最高幹部であった小澤組・小澤達夫組長の東声会への移籍と、世紀の盃となる予定だった六代目山口組最高幹部と住吉会最高幹部の兄弟盃と言えるだろう。

 結果として六代目山口組、住吉会、そして稲川会が関係する世紀の盃が執り行われることはなかったのだが、その背景と経緯は前回のレポートで記しているので、それを読んでほしい。

 今回は実はあまり知られていないのだが、11月16日大安吉日に、ある有力2組織の兄弟盃が執り行われていたことについて、そして東声会の組織事情について、有料会員限定で書き記して行きたい。

 どちらもまだ世に語られてはいない裏事情となるため、無断転載などは禁じたい。

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